NTTレンタル・エンジニアリング株式会社

住友電気工業株式会社より新発売された多心融着接続機TYPE-72M12等についてご紹介します。

この記事のトピック目次

1. TYPE-72M12の特長
2. 12心間欠テープ心線対応周辺アクセサリ
3. 周辺アクセサリの対応表

１．TYPE-72M12の特長

図1 TYPE-72M12の外観

多心融着接続機TYPE-72M12は、1心～12心までの光ファイバが接続可能です。
従来機と同様にドロップ搬送収具を使用すればドロップ中間接続も対応可能です。
加えてピッチ変換ファイバホルダ（PCH-12）を使用する事により12心間欠テープ200umファイバの接続も可能となり、様々な用途の光ファイバ接続を高品質に行う事が出来ます。
従来機：4.1インチから5インチ大型モニタ（解像度タッチパネルモニタ）を採用、スマートフォンのような直感的な操作性を実現しております。

図2 2つの独立した超高速補強器

また、2つの独立した超高速補強器を搭載、連続作業において加熱補強の待ち時間のない効率的な作業が可能で高い生産性を発揮します。
補強時間は14秒（FPS-5使用）、接続時間は11秒と世界最速の作業性を実現しました。
バッテリ－容量についても大幅に向上し、1充電当たり約220回の接続・補強作業が可能です。
予備バッテリ－1ケが標準構成品となっておりますので現場での作業を電源なしに安心して行う事が出来ます。
従来機より、ご好評頂いておりますヘルプ動画機能も搭載、改良し更に使い易くなった自動軸ズレ低減機能(Active-ACAS機能*1)を搭載（Ｍ4非対応）。
実証済み耐環境性については、耐衝撃クッションを装備、IP52相当の防滴性・防塵性を有しております。
　*1:Active-ACAS機能
　　　従来機より進化した軸ずれ抑制機能で、
　　　・ファイバーの心線数に応じて最適なクランプ圧に自動的に調整
　　　・軸ずれ量を判定しその数値に応じてファイバクランプの自動昇降とファイバーの自動摺動を行う
　　　等、軸ずれを低減させる機能を強化しました。

２．12心間欠テープ心線対応周辺アクセサリ

今後需要が増加する12心間欠テープ心線に対応するために，融着接続機のみでなく，周辺アクセサリの対応も進められています。

図3 JR-6+の外観

ホットジャケットリム－バＪＲ-６+は、住友電工のベストセラー機ＪＲ-６の機能、使い易さを引き継ぎ、さらに被覆除去力性能が向上されております。
需要が増加している２５０ｕｍ間欠テ－ブの被覆除去性も大幅に向上、高速加熱３秒を実現しました。
加えて２００μm１２心間欠テープ心線にも対応。耐衝撃・防滴設計により（JISC0920の防滴I型IPX1）厳しい使用環境下でも安心して作業する事が出来ます。

図4 ピッチ変換ホルダ(PCH-12)

融着接続時にファイバを保持するファイバホルダにも，ホットストリッパと同様、間欠テープ心線に対応したものが必要となります。間欠テープ心線は従来のテープ⼼線と異なり、各単⼼線が独⽴して把持される必要があり，そのための機構を採用した独自設計のファイバホルダPCH-12（200μmピッチ12心用）がリリースされました。
既存の12心テープ心線に対応したファイバホルダ（FHM-12N）もラインナップされています。

３．周辺アクセサリの対応表

※※レンタルのご利用と仕様の確認はこちらから※※

• ●１２心融着接続機(T-72M12)＜12心(200/250μmピッチ)/8心/4心のファイバホルダとセットでご提供しております＞
• ●８心融着接続機(T-72M12)＜8心/4心のファイバホルダとセットでご提供しております＞
• ●ホットストリッパ(JR-6+)
• ●200μｍ12心ホルダ(PCH-12)
• ●12心ホルダ(FHM-12)