TYPE-201シリーズが新しくなりました。

住友電気工業株式会社より新発売された多心融着接続機TYPE-201+M4等についてご紹介します。

この記事のトピック目次

  1. TYPE-201+の特長
  2. TYPE-201+の主な仕様

1.TYPE-201+の特長


図1 TYPE-201+の外観

小型融着接続機 TYPE-201+シリーズは1~4心までの光ファイバが接続可能な世界最小・最軽量の融着接続機です。
また、ドロップ中間接続の作業性が向上されており接続中の断線や失敗が少ない為、高品質の施工が可能です。昨今、頻発している災害復旧の際にも活躍致します。











1-1 バッテリー接続/補強回数


図2 大容量バッテリー搭載で小型軽量

大容量バッテリーと省電力設計により、接続補強200回(当社従来機比2倍)。
低温環境下での融着作業回数が大幅に向上します。また、バッテリーが着脱可能で予備バッテリ-に簡単に交換できます。
2ケ同時に充電できる充電器も標準添付されています。
従来機と同様にバッテリーの簡易着脱機能を有し、もしものバッテリー不足、故障時に予備バッテリーへすぐに交換できます。
※超大容量バッテリー「BU-12XL」
 (充電にはバッテリ充電器「BC-12」と充電アダプタ「AD-12XL」を繋げて用います)







1-2 LED V溝照明搭載


図3 LED式のV溝照明

光ファイバをのせるV溝に照明機能を搭載し、暗所でもV溝がみやすくなり操作がより確実になりました。作業は狭く暗い場所で行われることも多く、現場に便利な機能を付与したことで作業能率が向上します。







1-3 世界最速のドロップ融着補強


図4 マルチクランプによるドロップ接続

加熱補強機に冷却ファンを内蔵、補強時間95秒(冷却時間込み)と世界最速。収納作業が即可能です。
マルチクランプ(左右2ケ)を搭載し、作業中の断線及び捻じれを防止。単心ファイバや0.5mm心線4心一括接続など、さまざまな場面で活躍します。







1-4 作業性の向上(吊り下げ作業対応)


図5 吊り下げ作業対応

傾倒防止クランプ機構採用により、融着機吊下時でもクランプ類は自重で閉じることがありません。また、垂直ではなく作業可能な斜め状態に計算された吊り下げ板を合わせて用いることで、今まで不可能であった傾け作業、吊り下げ作業が可能となり、架空・軒下での作業性を大幅に向上させることができます。









1-5 低損失モード搭載


図6 低損失モード

接続時のファイバ軸ずれを従来より厳しめに設定し、高品質(低損失)で施工ができる低損失モードを搭載しました。








 
 

2.TYPE-201+の主な仕様

<新旧諸元比較>機器名
TYPE-201+M4
TYPE-201eM4
適用光ファイバファイバ種類
SMF(G.652),MMF(G.651),DSF(G.653),NZDSF(G.655),BIF(G.657)
ファイバ外径
125μm
ファイバ被覆径
0.25mm,0.5mm,0.9mm
ファイバテープ厚
0.3~0.4mm
接続心数
1~4心
ケーブル種類
ドロップケーブル、細径インドアケーブル
標準性能標準接続損失
SMF:0.05dB,MMF:0.03dB,DSF:0.08dB,NZDSF:0.08dB
標準接続時間
約14秒(4心テープファイバ)
標準補強時間
約30秒(FPS-5)
/約95秒(FPS-D60:ドロップ)/
約30秒(FPS-5)
/約100秒(FPS-D60:ドロップ)/
バッテリでの連続使用回数
約200回(BU-12XL)
約100回(BU-12L)
その他機能LED V溝照明
吊り下げ作業
低損失モード
液晶モニタ
3.5インチカラータッチパネル
外形寸法(mm)
110
奥行
140
高さ
76
重量
約0.77kg(BU-12S装着時)

 
 

※※レンタルのご利用と仕様の確認はこちらから※※
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海野 美来 NTTレンタル・エンジニアリング株式会社 経営企画部

新入社員の海野です。研修で学んだ住友電工製の融着接続機201シリーズの新商品の特長をご紹介いたしました。
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